7 それから何日かたちました。 キツネはいえのちかくで ばったりシカに出会いました。 ちょっとゆうきがいったけれど キツネはシカに言いました。 「もう、サイくんのわるぐちは 言わないことにしたよ。」 「ほんと?よかった。」 シカはうれしそうに言いました。 それからまた何日かして サイがさんぽをしていると ちょうどシカがあるいてきました。 サイはちょっとてれくさそうに 言いました。 「あれから、キツネくんのわる口は 言ってないよ。」 「そう、あなたもなの?よかった。」 シカはまたうれしそうに言いました。 つづく |