それから何日かたちました。
キツネはいえのちかくで
ばったりシカに出会いました。
ちょっとゆうきがいったけれど
キツネはシカに言いました。
「もう、サイくんのわるぐちは
言わないことにしたよ。」
「ほんと?よかった。」
シカはうれしそうに言いました。

それからまた何日かして
サイがさんぽをしていると
ちょうどシカがあるいてきました。
サイはちょっとてれくさそうに
言いました。
「あれから、キツネくんのわる口は
言ってないよ。」
「そう、あなたもなの?よかった。」
シカはまたうれしそうに言いました。


つづく