3 つぎの日、 またサイはシカをたずねました。 そしてこう言いました。 「きのう、キツネがきたでしょ? あいつ、えらそうだったでしょ?」 サイはちょっとキツネのまねを してみました。 「いつもあんなふうに いばってるんだよ。 あまりあいてにしない方がいいよ。」 シカはだまっていました。 |
サイがかえるのを見とどけて こんどはキツネがやってきました。 「さっき、サイがきただろ? あいつ、きどってやがるだろ?」 そう言ってキツネはサイのまねをしました。 「ほんと、はなにつくやつだ。 じぶんがかっこいいとおもってやがる。」 シカはだまっていました。 つづく |
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