第7話.ふたたびサトルくんのうちへ

あの日から何日かすぎた。
ある日、カナちゃんとショウくんとエリちゃんは
そとのブロックにすわって はなしをしていた。
「ねえ、サトルくんのうちに行こうか?」
エリちゃんは言った。
「わたしも またあそびに行きたいって思ってたの。」
カナちゃんが言った。
「じゃあ今から行こうよ。」
ショウくんが言った。
それで3人はサトルくんの家に行った。

「サトルくん、ひま?」カナちゃんが言った。
「うん。」サトルくんは小さなこえで言った。
サトルくんの家には やっぱり かわったものがたくさんある。
たいこみたいなもの、竹でできたものいれ、
ししゅうがたくさんしてあるカバン、サイのおきもの。
みんな「これなに?」と手にとったり ゆびさしたりしてきいた。
サトルくん、こんどは火星のたいことか おきものとか言わなかった。
そのとき、ミナちゃんがやってきた。
「ねえ、すごくかわった鳥がいるの、ちょっときて。」
みんなは外に出た。
ミナちゃんについてちかくのあき地まで行った。
「たしかこのへんに・・・」
「あっ、もしかして、あれ?」
ショウくんが近くの木をゆびさした。

つづく


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