笛をふく男






ある町の近くの森にいじわるなまほう使いが住んでいました。
いつも町の人をこまらせて楽しんでいました。
色とりどりの花だんの花を真っ黒にしたり、
大きな石を道の真中において通行のじゃまをしたり、
公園のすなばに巨大なあなを開けたりというぐあいです。
町の人はきっとまほう使いのしわざと思っていましたが、
そのすがたはだれも見たことがありません。

つぎへ